欧州テレワーク事情視察所感

1998.10.21 堀越久代

2.所感など
(1)テレワーク’98のようす
@テレワーク’98のようす?〜ヨーロッパにおけるテレワークのトップイベント〜
・欧州テレワーク会議は、欧州委員会によってつくられたECTF(European Comyunity Telework/Telematics Forum)が主催する、ヨーロッパにおけるテレワークのトップイベント。
・5回目の「テレワーク’98」年は、ポルトガルのリスボンで開催(’95年ローマ、’96年ウィーン、97年スウェーデン)。
・今年のオルガナイザーは、APDT(the portuguese Assicuatuib for the Development of Telework)というポルトガルにおけるテレワーク推進のための非営利団体と、TELMANutencaoというオンラインコミュニケーションができる専門家たちのネットワーク。
・参加者は、役200名。研究者、コンサルタント、情報技術者関連企業及びユーザー、テレコム関係の供給企業、インターネットサービス供給者・ユーザー、オンラインネットワークを活用しているビジネスマン、行政マンなど。男女比は半々程度。

Aテレワーク’98のテーマ〜Redisucover life...Be there from anywere!〜
・新しい仕事社会に向けて(雇用と人材、制度的フレームワーク、労使の対話、将来ビジョン)
・遠隔医療
・全ての人が参加をできる社会を(遠隔地、障害者、高齢者・・・)
・ テレワークのためのサポート技術(新しい環境、将来のアプリケーション等)
・仕事の新しいシステム(電子経済取引、起業家精神、行政におけるテレワーク、
情報の管理)
*発表者が提出したテーマの状況によってオルガナイザー設定したようです。

B堀越の参加状況
・パネル1「新しい仕事社会に向けて」に参加
特に、カナダの研究者による女性在宅ワーカーの調査研究結果発表、ディプロマットプロジェクトのフォローアップとして設置されたWISEフォーラム関係者による欧州におけるテレワーク実践の推進についての発表、欧州委員会関係者?によるテレワークの将来ビジョン報告が面白かったです。ILOの方も発表なさっていました。
・複数の国からの参加者と交流
カナダ(ベルカナダのテレワーク関係のコンサルタント)、フィンランド(大学で女性のテレワークなどをコンサルする先生)、ドイツ(民間のIT関係コンサルタント会社の方、)アイルランド(テレワーク協会の方)、ノルウェー(民間のITスクールの方)、スエデーン(国立大学でIT教育にたずさわるコンサルタント)など

*IT=Information Technology

C結果のポイント 〜テレワークはもはや普通の働き方〜
・各国で急速に進んでいるテレワーク(特に北欧、北米)。
・テレワーク固有の法律は要らない。
・制度的充実とともに、公共、企業、働く個人の間の対話、ネゴシエーションが必要
・支援が必要なタイプ(在宅ワークなど)と市場原理にまかせていいタイプ(モバイルなど)があるという整理
・EUでは、1996年のILO条約などを受け、1998年7月から18ヶ月の間に各国のテレワークの実態調査やテレワーク推進のための施策の実施を各国に促していた(事前情報)。
・欧州テレワークフォーラムでは、テレワーク推進のために「ディプロマット」という合意形成運動を一年間程度展開していたが、この夏にこれを終了し、「WISE」というテレワーク実施を具体的に進めるためのフォーラムをつくった。

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